
戸田市の支援制度、ざっくり言うと
「逃げサポ補助金」という全国的にも珍しい制度があります。荒川の氾濫が迫ったとき、市外のホテルへ自主避難した宿泊費を1人最大10,000円まで補助します。
給食費は小中とも無償。しかも中学校は令和7年4月から市の独自事業として先行し、小学校が令和8年4月に続きました。
不妊治療の先進医療に1回15万円。埼玉県内では検査費だけの市が多いなか、治療にも出しています。
高齢者の補聴器購入助成が上限40,000円と、埼玉県内でも手厚い水準です。
一方で止水板・感震ブレーカー・がけ・擁壁・携帯トイレ等の助成は確認できませんでした。空き家バンクは「現在、登録物件はありません」と市が明記しています。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の戸田市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、戸田市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、戸田市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🏃 災害時自主的広域避難支援補助金「逃げサポ補助金」(★全国的にも珍しい制度)
金額:1人あたり最大10,000円(1泊5,000円・2泊まで。実費が下回ればその額)★市の説明:市ページに「荒川が氾濫するような大規模な災害が発生した場合、戸田市は市内全域が浸水想定区域となることから、広域避難が基本となります」と書かれています対象:荒川の氾濫の危険が高まり、市が制度の適用を決定したときに、市外の宿泊施設へ自主的に広域避難した市民★適用の条件:JR市内3駅のいずれかを含む区間が計画運休の対象となり、荒川流域(岩淵地点より上流)での3日間の積算流域雨量の予測が400mmを超えた場合と定量的に決められています★申請:事後の申請です。平時には申請できず、市が適用を決めて公表してから動く制度です★ポイント:市域の大半が浸水想定区域という戸田市の地勢に、正面から向き合った制度です。いざというときに使えるよう、この制度があること自体を覚えておく価値があります
💧 雨水貯留施設(雨水タンク)設置費補助金
金額:経費の2分の1・上限50,000円(100円未満は切り捨て)対象:市販の雨水タンクの設置、または下水道につないで不要になった浄化槽の転用回数:1世帯1基まで。前回の交付から5年経過していることが必要です注意:年度の補助予算の上限に達すると、その年度の補助は終了します水洗便所改造資金補助金:改造工事1か所につき2万円。市税・下水道使用料等の滞納がないこと
🧱 ブロック塀等撤去・築造等事業支援補助金
撤去:1メートルあたり1万円・上限20万円築造等:1メートルあたり5千円・上限10万円対象:公道に面していて高さ1.2メートルを超えるブロック塀等★申請:事前申請が必須です。同じ敷地につき1回限り期限:令和9年2月26日まで。申請額が予算額に達した場合は、達した日をもって終了します
☀️ ゼロカーボン推進補助金(個人向け・★エアコンの買換えが対象)
太陽光発電システム:一律5万円。JET認証で1キロワット以上、PPA・リースは不可宅配ボックス:一律2万円★エアコン・冷蔵庫(買換え):一律2万円。市内の店舗で購入し、省エネ基準の達成率の要件を満たし、既存製品からの買換えで機器費が2万円以上であること★申請:事後申請です。1世帯1年度に1回。申請期間は令和8年4月1日〜令和9年3月1日★予算の状況:市が申請状況を公開しています。令和8年8月27日時点で申請額9,940,000円、予算残額9,660,000円(予算はおよそ1,960万円で、消化率はおよそ50.7%)★注意:断熱・窓リフォーム、蓄電池、エネファーム、V2Hは個人向けの対象に含まれていません
🔧 住宅改修資金助成制度(★市内本店の業者が必須)
金額:対象工事費の5%以内・上限10万円(千円未満切り捨て・税抜の工事費ベース)★条件:市内に1年以上お住まいで、市内に本店のある施工業者によること。工事費が税抜20万円以上で、市税を完納し、過去に受給していないこと★申請:着工前の申請が必須です★受付:第2期分の受付が令和8年9月1日に始まりました。予算の範囲内で申込順です対象外:エアコンや給湯器などの機器の設置を主な目的とする工事、外構・植栽・物置は対象外です
🏚️ 既存住宅の耐震診断・耐震改修補助金(★令和8年4月に拡充)
耐震診断(一戸建て・木造共同住宅):診断費用で10万円が限度耐震診断(木造以外の共同住宅):2分の1以内で1戸2万円・1棟100万円が限度耐震改修(一般):費用の3分の1以内・50万円が限度簡易耐震改修(耐震シェルター等):費用の2分の1以内・20万円が限度★令和8年4月1日の改正:2000年以前の新耐震基準の木造にも対象が拡大され、申請期限が撤廃、施工者が市外の業者にも拡大されました★注意:耐震診断は設計事務所等との契約前に申請が必須です
📹 住まいの防犯対策補助事業(★戸建てのみ)
金額:購入費等の2分の1、または上限2万円の低いほう(千円未満切り捨て)★対象:戸建住宅のみで、共同住宅は対象外です。世帯主で市税の滞納がないこと対象の機器:防犯カメラ、防犯フィルム・防犯ガラス・補助錠、防犯錠、センサーアラーム、センサー付ライト、録画機能付きインターホン★申請:購入・設置したあとの事後申請です受付:令和8年4月1日〜令和9年1月29日(予算の上限に達すると終了)★市の目的:市が「住宅強盗等の凶悪な犯罪からの被害を未然に防止するため」と明記しています
🌳 緑化の助成と「三軒協定補助金」(★珍しい制度)
生け垣・緑化フェンス・駐車場緑地帯等:長さ×10,000円、上限200,000円(実費が下回ればその額)屋上緑化:1平方メートルあたり20,000円壁面緑化:1平方メートルあたり10,000円保存樹木・生け垣・樹林:樹木1本4,000円(上限60,000円)/樹林1平方メートル60円(上限60,000円)/生け垣1メートル300円(上限60,000円)★三軒協定補助金:隣り合った三軒以上で景観づくりの協定を結ぶと、建築物の工事(外壁塗装等)に50%・上限50万円、工作物の改修(門・塀・柵・花壇)に50%・上限30万円、植栽等に50%・上限10万円★ポイント:三軒協定は市全域が対象で、外壁塗装に上限50万円という景観施策としてはかなり手厚い部類です補足:川岸・新曽中央・戸田公園駅西口駅前・美女木向田の4地区には、地区限定の生け垣設置補助もあります
🏠 空き家バンク・住み替え補助(★登録物件がありません)
★重要:空き家バンクの専用サイトは令和8年3月31日で閉鎖されて市ホームページへ移行しました。そして現在、市ページに「現在、登録物件はありません」と明記されています空き家への住み替え補助金:空き家バンクの登録物件で売買が成立したときに、所有者の仲介手数料や購入者の改修・除却費を補助します。「子育て世帯や三世代同居・近居などの場合には、補助金の加算があります」とも書かれています★金額:市ページ本文に金額の記載がなく、チラシと交付要綱のPDFにしかありませんでした。三世代同居・近居の加算額もPDFの中です補足:フラット35の金利0.25%引き下げと併用できます★注意:登録物件がゼロの状態なので、この補助を当てにするのは現実的ではありません
🌊 そのほかの防災(★マンションの助成は管理組合向けです)
★マンション及び事業所防災資器材整備補助金:購入経費の2分の1・最大10万円。ただし個人向けではありません。対象は「マンション」または「事業所」で、マンションは3階以上かつ10戸以上という要件があり、実質的に管理組合等の団体向けです資器材の条件:地域の自主防災組織と災害時相互応援協定を結び、購入後1年以内に防災訓練を実施すること。食料品・飲料水などの消耗品は対象外で、発電機・災害用トイレ・備蓄倉庫用の資器材などが対象例です★止水板:設置助成は市公式サイト上で確認できませんでした★感震ブレーカー:設置助成も確認できませんでした★携帯トイレ等の備蓄品:家庭用の購入助成も確認できませんでした★がけ・擁壁:改修助成も確認できませんでした中学生防災士資格取得支援補助金:制度はありますが、金額は市ページ本文に記載がありませんでした
👶 出産・子育ての支援
🍚 学校給食費(★小中とも無償・中学校が先行しました)
★市ページ原文:「子育て世帯への経済的支援として、2025年(令和7年)4月から市立中学校に通う生徒の給食費を、2026年(令和8年)4月から市立小学校に通う児童の給食費を無償化しています。」★中学校が先:埼玉県内では「小学校だけ無償・中学校は有償」という市が多いなか、戸田市は中学校を1年先に無償化しました★財源:市ページ原文「財源には国・県の給食費負担軽減交付金を活用しております。(中学校給食費の無償化は戸田市独自事業です。)」使っている言葉:戸田市は一貫して「無償化」という語を使っています手続き:「手続きの必要はありません。学校給食費の引き落としは行われなくなります」★注意:市ページに「無償化に伴い、第3子減免制度は終了しております」と明記されています継続の見通し:市ページに記載はありません(年度限定という書き方もされていません)
🍱 学校給食等費用助成金(★給食を食べない子にも支給)
小学校:月額4,000円×提供を受けていない月数(最大11か月分)中学校:月額4,600円×提供を受けていない月数(最大11か月分)対象:食物アレルギーや不登校などで給食の提供を受けていない児童生徒、特別支援学校中学部に在籍する生徒(市民)★申請:申請が必要です。申請期間は令和8年8月1日〜9月30日(必着)、支給日は令和8年12月28日★ポイント:無償化のあとに残る「食べない子の家庭は何ももらえない」という不公平を、現金で埋めています
🏥 こども医療費助成制度(★18歳まで・所得制限の記載なし)
対象:市ページ原文「戸田市にお住まいの、国民健康保険、社会保険に加入している18歳まで(満18歳に達する日以後の最初の3月31日まで)のこどもが対象です。」対象範囲:通院・入院とも0歳から18歳まで。助成額は「全額(保険診療分のみ)」埼玉県内での受診:窓口負担は「一部の医療機関等を除き、なし」埼玉県外での受診:窓口負担が「あり」で、後日の申請で払い戻し高校生の通院:令和6年7月の診療分から対象になりました★自己負担:通院・入院とも一部負担金の設定はありません。3つのページを調べましたが「一部負担金○○円」「1回○○円」という記載は一切ありませんでした★所得制限:こども医療費の3ページのいずれにも所得制限に関する記載がありません。一方でひとり親家庭等医療費のページには「児童扶養手当に準じた所得制限額があります」と明記されています★他市と違う点:多くの市が「1か月21,000円以上は償還払い」と書きますが、戸田市はその書き方をしていません。市ページ原文「家族療養費(附加給付)、高額療養費が適用された場合は、その支給額を控除します。」
👶 不妊治療(先進医療)費助成(★治療にも出ます)
★金額:1回につき15万円が限度(千円未満切り捨て)対象:保険が適用される不妊治療と併用する先進医療の費用★ポイント:埼玉県内では検査費だけという市が多いなか、戸田市は治療にも出しています。しかも1回15万円は大きい金額です早期不妊検査・不育症検査:検査開始時の女性の年齢が35歳未満なら3万円、35歳以上なら2万円
🛏️ 産後ケア事業・とだ産後えーる事業
宿泊型:1日5,000円(1泊2日で10,000円)通所型:1日2,000円★訪問型:無料です★免除:住民税非課税世帯・生活保護世帯は自己負担が免除されます補足:多胎児でも負担額は同じです★とだ産後えーる事業:お子さん1人につき2万円分の利用券(500円券×40枚)。産後のさまざまなサービスに使えます★ポイント:訪問型が無料で、さらに2万円分の利用券まで出るのは手厚い設計です
🤰 妊婦のための支援給付・各種健診の助成
妊婦のための支援給付:妊娠1回につき電子ギフト5万円分または現金5万円+胎児1人につき5万円。2回に分けて給付されます1か月児健康診査:上限6,000円(超えた分は自己負担)低所得妊婦の初回産科受診料:1回の妊娠につき1回、上限10,000円★育児支援ヘルパー:産前産後支援ヘルプサービスの制度自体は確認できましたが、利用者の負担額を本文に明記したページは確認できませんでした
🤒 病児・病後児保育/保育料の無償化
病児・病後児保育:児童1人につき1日2,000円(生活保護世帯は無料)+給食等が1日100円3〜5歳児クラス:無償★0〜2歳児クラス:市民税非課税世帯のみが無償です認可外等:0〜2歳は利用日数×日額上限450円で月額上限16,300円、3〜5歳は月額上限11,300円★比較:埼玉県内には熊谷市のように0〜2歳を所得・人数を問わず完全無償にしている市もあります。戸田市は非課税世帯が対象という書き方でした私立幼稚園の副食費:「1食あたりの副食費相当額×給食日数」と月額上限額の小さいほう。月額上限額は本文になく「申請のてびき」PDFのみでした
📝 就学援助・教育資金(★給付と貸付が分かれています)
就学援助(新入学学用品費):小学校64,300円/中学校81,000円就学援助(学用品費):月額1,103円・2,254円など★入学前の受給:希望する場合は2月末までに申請してください★給付(返済不要):未来へはばたく人財育成資金・高校奨学給付金が月額15,000円(年額180,000円)。海外体験給付金は青少年海外派遣事業費のうち個人的経費を除いた自己負担分の全額★給付金の原資:名誉市民である故・中村隆俊氏からの2億円の寄附が原資だと市が明記しています★貸付(返済あり):入学準備金貸付制度は高校が国公立300,000円/私立500,000円、大学等が国公立400,000円/私立600,000円。奨学資金貸付制度は高校が年額120,000円/180,000円、大学等が240,000円/300,000円貸付の条件:同一世帯の市区町村民税の課税標準額の合計が500万円未満。入学準備金の返済は貸付決定の翌年度10月から月額10,000円ずつ★若者奨学金返済サポート補助金:最大60,000円(月最大10,000円×6か月)を一括交付。支給の上限期間はお一人あたり最長60か月。40歳未満で市内の中小企業等の正社員、奨学金を返済中の方
👂 高齢者補聴器購入費助成(★上限40,000円)
金額:限度額40,000円(下回る場合は実費)対象:65歳以上で、両耳の聴力レベルが40デシベル以上、身体障害者手帳の交付対象とならない方。耳鼻咽喉科の医師が必要性を認めること★令和6年9月の拡大:従来は40デシベル以上70デシベル未満でしたが、要件が拡大されました★手順:購入前に申請し、決定を受けてから購入してください★ポイント:埼玉県内では20,000円〜30,000円の市が多いなか、戸田市の40,000円は手厚い水準です難聴児:算定基礎額の3分の2(基準価格の例:耳かけ型53,500円など)。購入前の申請が必要です
🩻 国保・後期高齢者の助成
国保の人間ドック検診費用補助:上限13,000円後期高齢者の人間ドック・脳ドック:上限25,000円(千円未満切り捨て)★注意:後期高齢者のページには「検査費用の7割・上限50,000円」という記載もあり、2つの金額基準が併記されています。人間ドックと脳ドックで違うのか、制度改定の新旧なのかが判別できませんでした。保険年金課へご確認ください出産育児一時金:50万円(産科医療補償制度に未加入の場合などは48万8千円)葬祭助成金:亡くなった市民おひとりにつき5万円(市民課)★注意:国保の葬祭費のページは開けますが、本文に金額の明示を確認できませんでした
🧓 高齢の方・がんの治療中の方への支援
★家具転倒防止器具の給付設置:利用者負担0円(現物の給付+設置)。65歳以上のみの世帯、要介護4・5を含む世帯、身体障害者手帳1・2級/療育手帳マルA・A・B/精神障害者保健福祉手帳1・2級のいずれかを含む世帯★注意:1世帯1回限りで、先着順により予算がなくなればその年度は終了します。設置はシルバー人材センターです在宅要介護高齢者介護支援金:月額5,000円を年2回(9月・3月)がん患者の医療用補正具:ウィッグ等2万円/補正下着2万円/人工乳房10万円骨髄移植ドナー助成金:通院・入院等1日あたり2万円(1回の提供につき上限14万円)若年がん患者のターミナルケア在宅療養支援:訪問介護・訪問入浴・福祉用具の貸与を合わせて月7万2千円、福祉用具の購入9万円、意見書の文書料が上限4千円高齢者福祉サービス:食事サービス1食400円、紙おむつの現金支給が月上限5,000円、移送サービス1回上限2,000円・月2回、歩行補助つえの負担500円、健康長寿入浴200円など★確認できなかったもの:高齢者のスマートフォン購入補助は、市公式サイト上で確認できませんでした
💍 結婚・移住・定住の支援
💕 出会いづくり支援補助金(★登録料が実質無料に)
内容:埼玉県の「恋たま」または「TOKYO縁結び」の利用登録料11,000円を補助します★ポイント:補助によって実質無料で利用できるようになります実施主体:県の事業の登録料を市が補助する形です
💍 結婚新生活支援事業(★確認できませんでした)
★重要:結婚新生活支援事業は、戸田市の公式サイト上で確認できませんでした。確認した範囲:市の補助金等一覧と、若者向けの特設サイトのいずれにも該当する制度がありませんでした★比較:同じ埼玉でも川口市は最大10万円、春日部市と上尾市は最大60万円の結婚新生活支援があります。戸田市にあるのは上の出会いづくり支援補助金(登録料11,000円)です
🚚 移住支援金(★確認できませんでした)
★重要:移住支援金にあたる市のページは、公式サイト上で確認できませんでした。背景:国の移住支援金は東京圏の外へ移る方を支援する制度で、埼玉県は東京圏の側にあたります
🚫 終了した制度・URLの変更にご注意
生ごみ処理機購入費補助金:ページのタイトルが「今年度は終了しました」となっています帯状疱疹ワクチンの任意接種費用助成:「本事業は終了しました」。令和7年4月1日から帯状疱疹の定期接種へ移行しました第3子以降の学校給食費免除制度:給食費の無償化にともない終了しています環境配慮型システム等設置費補助金:受付終了。ゼロカーボン推進補助金へ再編されたとみられます★URLの大量変更:戸田市は子育て・教育系のページが子育て情報サイト「DACCO」へ大量に移行しており、検索エンジンに残っている古いURLが多数404になっています。市サイト内から辿って確認してください
⚠️ 戸田市を検討している方へ
戸田市には、移住支援金・結婚新生活支援事業のいずれも、市公式サイト上で確認できませんでした。空き家バンクはありますが「現在、登録物件はありません」と市が明記していて、空き家への住み替え補助も金額がPDFにしかありません。入居時の一時金を当てにした資金計画は立てられないとお考えください。そのかわり戸田市には、市域の大半が浸水想定区域という地勢に正面から向き合った制度があります。荒川の氾濫が迫ったときに市外のホテルへ避難する費用を補助する「逃げサポ補助金」です。ただし平時には申請できず、市が適用を決定してから動く制度なので、住む前に制度の存在だけは知っておいてください。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
👶 子育て世帯
・★給食費は小中とも無償。中学校は令和7年4月から市の独自事業として先行しました・★給食を食べない子には学校給食等費用助成金(小4,000円/中4,600円×月数)。申請期間は8月1日〜9月30日・こども医療費は18歳まで窓口負担なし。所得制限の記載もありません・★とだ産後えーる事業でお子さん1人につき2万円分の利用券・産後ケアは訪問型が無料、通所2,000円、宿泊1日5,000円。非課税世帯は免除・病児保育は1日2,000円+給食等100円・★0〜2歳の保育料無償化は市民税非課税世帯のみが対象です
🤰 これから子どもを持つ方
・★不妊治療の先進医療に1回15万円。検査だけでなく治療にも出しています・早期不妊検査・不育症検査は35歳未満3万円/35歳以上2万円・妊婦のための支援給付:電子ギフトまたは現金で5万円+胎児1人につき5万円・1か月児健診に上限6,000円、非課税世帯には初回産科受診料に上限10,000円・★育児支援ヘルパーの利用料は市ページで確認できませんでした
🏠 家を直す・省エネ設備を入れる方
・★住宅改修資金助成の第2期受付が令和8年9月1日に始まりました(5%・上限10万円)・★市内に本店のある施工業者が必須。着工前の申請が必要です・★耐震補助が令和8年4月に拡充——2000年以前の新耐震木造も対象、申請期限撤廃、市外業者も可に・ゼロカーボン推進補助金は太陽光5万円・宅配ボックス2万円・エアコン/冷蔵庫の買換え2万円・★予算残額は令和8年8月27日時点で9,660,000円(消化率およそ50.7%)・★断熱・窓リフォーム、蓄電池、エネファーム、V2Hは個人向けの対象外です・★三軒協定なら外壁塗装に50%・上限50万円。隣り合う三軒以上で協定を結ぶ制度です
🌊 水害の備えが気になる方(★逃げサポが要)
・★「逃げサポ補助金」で市外へ自主避難した宿泊費を1人最大10,000円・★市が「戸田市は市内全域が浸水想定区域」と明記しています・★平時は申請できません。市が適用を決定してから動く事後申請型です・雨水タンクは経費の2分の1・上限50,000円(1世帯1基・前回から5年)・★止水板・感震ブレーカー・携帯トイレ等の備蓄品・がけ擁壁の助成は確認できませんでした・★マンションの防災資器材補助(最大10万円)は管理組合向けで、個人では申請できません・家具転倒防止器具は利用者負担0円で現物給付+設置(高齢者・障害者世帯限定・1世帯1回)
🧓 高齢の方・がんの治療中の方
・★補聴器の購入助成が上限40,000円と埼玉県内でも手厚い(両耳40デシベル以上・購入前申請)・国保の人間ドックは上限13,000円、後期高齢者は上限25,000円・がん患者の医療用補正具はウィッグ2万円・補正下着2万円・人工乳房10万円・若年がん患者のターミナルケア在宅療養支援が月7万2千円・骨髄移植ドナーに1日2万円・上限14万円・在宅要介護高齢者の介護支援金が月額5,000円・★高齢者のスマホ購入補助は確認できませんでした
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
🏃 ①「逃げサポ補助金」は先に知っておくものです
戸田市の逃げサポ補助金は、平時には申請できません。荒川の氾濫の危険が高まり、市が制度の適用を決定して公表してから、市外のホテル等へ避難した実費を事後に申請する形です。適用の条件は「JR市内3駅のいずれかを含む区間が計画運休となり、荒川流域での3日間の積算流域雨量の予測が400mmを超えた場合」と定量的に決まっています。いざというときに思い出せるかどうかがすべてなので、住む前に覚えておいてください。
📄 ②「事前申請」と「事後申請」が制度ごとに逆です
戸田市は順番がバラバラなので注意が必要です。住宅改修資金助成は着工前、耐震診断は契約前、ブロック塀は事前申請、補聴器は購入前に申請します。一方でゼロカーボン推進補助金と住まいの防犯対策補助は事後申請、逃げサポ補助金も事後申請です。「先に申請するのか、買ってからか」を、必ずその制度のページで確認してください。
🔗 ③ 子育て系のURLが大量に変わっています
戸田市は子育て・教育系のページを、子育て情報サイト「DACCO」へ大量に移行しました。そのため検索エンジンに残っている古いURLが多数404になっています。こども医療費・ひとり親医療費・産後サポート・奨学金など、主要なページの旧URLがことごとく開けない状態でした。検索結果から直接開くのではなく、市サイトのトップから辿るのが確実です。
まとめ|戸田市の補助金は「使えるものを知る」ことから
戸田市の支援制度をひとことで言うと、「浸水想定区域という現実に、制度で応えている市」です。
その象徴が逃げサポ補助金です。市自身が「荒川が氾濫するような大規模な災害が発生した場合、戸田市は市内全域が浸水想定区域となることから、広域避難が基本となります」と書いたうえで、市外のホテルへ避難する宿泊費を1人最大10,000円まで補助します。発動条件が「JR市内3駅を含む区間の計画運休」と「荒川流域の3日間積算雨量400mm超の予測」と定量的に決められているのも、本気で運用する前提の設計だからでしょう。全国的にも珍しい制度です。
子育てでは、中学校の給食費を令和7年4月から市の独自事業として先行無償化し、小学校が令和8年4月に続きました。埼玉県内では「小学校だけ無償・中学校は有償」という市が多いなか、中学校を先に無償にした市は目を引きます。給食を食べない子にも月4,000〜4,600円を支給していて、無償化の穴も埋めています。「とだ産後えーる事業」でお子さん1人につき2万円分の利用券が出るのも手厚い部分です。
不妊治療では先進医療に1回15万円。埼玉県内では検査費だけの市が多いなか、治療そのものに、しかも大きな額を出しています。高齢者の補聴器購入助成も上限40,000円で、20,000〜30,000円の市が多い埼玉のなかでは手厚い水準です。
一方で弱いところもあります。止水板・感震ブレーカー・携帯トイレ等の備蓄品・がけ・擁壁の助成は、いずれも確認できませんでした。マンションの防災資器材補助はありますが管理組合向けで、個人では申請できません。広域避難の補助はあっても、自宅で守るための助成は見当たらないという構図です。また空き家バンクは「現在、登録物件はありません」と市が明記していて、移住支援金・結婚新生活支援事業も確認できませんでした。
このページの内容は2026年9月時点のものです。金額や受付状況は年度の途中でも変わります。申請の前には必ず戸田市の公式ページか担当窓口で最新の情報を確認してください。