
行田市の支援制度、ざっくり言うと
令和8年7月15日に防犯対策用品の補助が新設されました。市が「令和8年4月に市内において住宅への侵入窃盗事件が連続して発生しました」と理由をはっきり書いています(2分の1・上限1万円)。
移住して30歳以下なら、奨学金の返還を年12万円×最大3年(累計36万円)支援します。移住施策と奨学金支援をつないだ設計です。
給食費は小学校が完全無償、中学校は月4,850円のままです。過去には令和4・5年度に中学校だけ無償化した年もあり、年度ごとに対象が入れ替わってきました。
奨学資金は「給与」=返さなくてよいお金(月1万円)。埼玉県内では貸付型が主流のなかで数少ない給付型です。
一方で止水板・雨水貯留槽・感震ブレーカーの助成は確認できませんでした。利根川と荒川に挟まれた低地ですが、個人向けの水害対策助成が見当たりません。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の行田市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、行田市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、行田市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🔐 防犯対策用品購入費補助金(★実際の事件を受けて新設されました)
★市ページ原文:「令和8年4月に市内において住宅への侵入窃盗事件が連続して発生しました。こうした被害を未然に防ぐため、防犯対策用品を購入し自宅に設置する世帯に対し、その購入費及び設置費の一部を補助します。」★新設の日:令和8年7月15日(更新日も同日)金額:購入費用の2分の1で上限1万円★対象の8品目:防犯フィルム/人感センサーライト/モニター付インターホン/補助錠/センサーアラーム/防犯砂利/面格子/ダミーカメラ★重要な注意:令和8年7月15日以降に購入したものが対象です。それより前に買ったものは対象になりません★対象になる住宅:市ページ原文「市内の自ら居住しかつ所有する住宅」——賃貸にお住まいの方は対象外ですそのほかの条件:1世帯1回限り。世帯員全員が過去にこの補助を受けていないこと。市税等の滞納がないこと★あわせて:別に住宅用防犯カメラ設置補助金(設置費の2分の1・上限3万円)もあります。24時間常時録画機能が必要で、アパート・借家・別荘は対象外。「予算がなくなり次第、受付終了」です★併用できるか:2つを併用できるかどうかはページに記載がありませんでした。両方を検討する方は市へご確認ください
🚰 合併処理浄化槽設置補助(★合計で75万円を超えます)
設置費:5人槽352,000円/7人槽434,000円/10人槽568,000円★市内業者なら加算:市内業者の施工で各20,000円が上乗せされます処分費:単独浄化槽90,000円/くみ取り便槽60,000円配管費:100,000円★合計:10人槽を市内業者で施工し単独浄化槽を処分する場合、568,000円+20,000円+90,000円+100,000円で778,000円になります条件:単独浄化槽・くみ取り便槽からの転換のみ(新築は対象外)。環境配慮型の機種で、浄化槽処理区域内であること★受付の方式:市ページに「令和8年度は事前申込・公開抽選会はございません」とあります。以前は抽選会方式でしたが、今年度は先着順です注意:「補助金予算の範囲内での補助となりますので、年度途中で終了する場合があります」
🏚️ 耐震・ブロック塀(★ブロック塀は受付終了中です)
耐震改修:工事費の23%で上限20万円★簡易耐震改修:耐震シェルター・防災ベッドが2分の1で上限10万円条件:昭和56年5月31日以前に着工した木造一戸建て等で2階以下。1棟1回限り。市税の滞納がないこと★無料の簡易耐震診断:建築年を問わず受けられます(木造2階建て以下)。他の市は昭和56年以前に限ることが多いので、これは広い設定です★危険ブロック塀等除却補助は受付終了:市ページ原文「令和8年度補助金について予定件数に達したため受付を終了します。準備が整い次第、事前相談票の受付を再開、お知らせします。」参考(終了した内容):上限10万円。除却面積1平方メートルあたり1万円の2分の1、または解体費の2分の1の少ないほう★注意:市は「予定件数」で締め切っていますが、その件数が何件かは公開されていません。再開の告知を待つ形になります鉄筋探査機の貸出:ブロック塀の安全点検用に無料で貸し出しています
🔧 住宅改修資金補助・空き家(★「資金」ですが補助金です)
★名前にご注意:「住宅改修資金補助制度」という名前ですが、貸付ではなく補助金です金額:工事費(税抜)の5%で上限10万円条件:市内の施工業者による税抜20万円以上の工事。所有者かつ居住者であること。1住宅1回限り老朽空き家等解体補助:解体費の2分の1以内で上限30万円。市の助言・指導を受けた個人所有で、1年以上使われていないもの★空き家利活用補助金:5年利活用なら経費の2分の1で上限100万円、10年利活用なら3分の2で上限200万円★条件にご注意:用途が地域交流・子育て支援・教育文化活動の拠点などに限定されています。ご自分が住むためのリフォームには使えません(所有者だけでなく賃借人としても申請はできます)空き家等バンク:登録とマッチングの制度です。取得・改修への補助金はサイト上で確認できませんでした★確認できなかったもの:太陽光・蓄電池・エネファーム・V2H・断熱改修、生垣設置、家賃助成、三世代同居・近居支援、中古住宅の取得補助は、いずれも市公式サイト上で確認できませんでした
🌊 水害への備え(★個人向けの助成は確認できませんでした)
★結論:止水板、雨水貯留槽・浸透ます、がけ・擁壁、感震ブレーカー、家具転倒防止器具、携帯トイレ等の備蓄品、広域避難の宿泊費補助——いずれも個人向けの助成は市公式サイト上で確認できませんでした確認の範囲:災害対策のページ、建設部道路治水課の治水ページ、都市整備部下水道課・上下水道経営課・水道課の「補助・助成」欄を確認しました。下水道課などの補助・助成欄はいずれも記事が0件でした★何が載っているか:「行田市国土強靭化地域計画」「令和元年台風第19号災害対応検証報告書」「行田市忍川浸水対策連絡協議会」「行田市地域防災計画」など、計画・報告書・協議会といった組織レベルの対応が中心です★雨水浸透阻害行為の許可申請:これは1,000平方メートル以上の開発に対する規制で、個人向けの補助ではありません★立地を考えると:行田市は利根川と荒川に挟まれた低地で、忍川・星川も流れます。それでも朝霞市の止水板補助(事業費の5分の4・上限100万円)や戸田市の広域避難の宿泊費補助にあたる制度は見当たりませんでしたあるもの:ブロック塀の安全点検用の鉄筋探査機の無料貸出です(補助金ではありません)自主防災組織補助金:こちらは団体向けで、個人は使えません
👶 出産・子育ての支援
🍚 学校給食費(★小学校のみ無償・中学校は有償のままです)
★市ページ原文:「国の施策である「学校給食費の抜本的な負担軽減」により、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、小学校の給食費を無償化します。」「【内容】児童の給食費の納付は原則不要になります。」開始:令和8年4月から★中学校:月額4,850円×11か月(188回)、1食284円のままです(中学3年生は3月分のみ月額2,425円)★財源:市独自ではなく「国の施策である『学校給食費の抜本的な負担軽減』により」と明記されています。継続の見通しについての記載はありません★過去の経緯が独特です:市の資料に「※令和2年度は小中学校給食費無償化の実施」「※令和4年度・令和5年度は中学校給食費無償化の実施」とあります★つまり:行田市は年度によって無償化の対象が入れ替わってきました。令和2年度は小中とも、令和4・5年度は中学校のみ、そして令和8年度は小学校のみ。今年度の形が来年度も続くとは限りません公費負担の推移:食材料費に対する公費負担の割合は令和元年度2.9%→令和5年度14.4%→令和6年度19.8%と年々上がっています多子世帯給食費給付金:3人以上のお子さんがいる世帯に、3人目以降の分として市へ納めた給食費を補助します。小学校が無償化されたため、実質的に中学生の第3子以降が主な対象になります。前期分は10月、後期分は翌年4月に振り込まれます★注意:市ページに「小学校児童は「多子世帯給食費給付事業」の支給対象外となります」と明記されています
🏥 子ども医療費(★「所得制限はありません」と書いてあります)
★市ページ原文:「外来、入院ともに18歳に達する日以後最初の3月31日までの医療費(保険診療)の一部負担金について助成します。」「市内に住んでいる、健康保険に加入している0歳〜18歳の子ども 所得制限はありません。」★ここが他市と違います:多くの市は「所得制限について書かない」ことで所得制限がないと示すのに対し、行田市は「ありません」と能動的に書いています★ひとり親家庭等医療費との違い:ひとり親のページには「対象者本人又は同居する扶養義務者に一定以上の所得がある場合…は、受給できません」とあります。ただし限度額の表はこのページに掲載されておらず、「事前に窓口でお問い合わせください」となっています★逆パターンです:他の市は「ひとり親側に限度額表があり、子ども側に記載がない」形が多いのですが、行田市は子ども側で明示的に「なし」と書き、ひとり親側は限度額を載せていないという逆の形です★自己負担(2つの型が併存):「一人当たり一医療機関につき月額21,000円以上の一部負担金となった場合…は支払いが必要です」もうひとつ:「保険外のもの、また健康保険などで支給される附加給付金および高額療養費は除かれます」★ひとり親の自己負担:「課税世帯の場合は自己負担金の支払いが必要です(院外薬局分は除く)」「市民税非課税の場合は自己負担金免除」とありますが、具体的な金額は本文に記載がありませんでした優先順位:市ページに「令和8年4月1日より、本市の福祉医療優先順位は 重度心身障害者医療費 → ひとり親家庭等医療費 → 子ども医療費」と明記されています
👶 不妊・不育症(★検査2本+治療2本の4本立て)
★行田市の特徴:検査だけ・治療だけではなく、検査2本と治療2本の合計4制度を持っています早期不妊検査費助成:女性35歳未満3万円/それ以外2万円。男女そろって受検すること。女性43歳未満で、男女1組1回★早期不妊治療費助成(保険適用分):上限10万円。治療開始時に妻が35歳未満であること。高額療養費・附加給付を差し引きます。ご夫婦1組1回限り★保険適用外の不妊治療費助成:上限10万円。令和4年4月1日以降の保険適用外の治療。ご夫婦1組1回限り不育症検査費助成:女性35歳未満3万円/それ以外2万円。流産・死産等が2回以上または不育症の診断。女性43歳未満で1組1回★整理すると:保険適用の治療にも、保険適用外の治療にも、それぞれ上限10万円。ただしいずれもご夫婦1組1回限りです★埼玉県内の比較:深谷市は最大50万円(通算5回)と規模が違います。蕨市は先進医療に絞って上限15万円、志木市は不育症の治療のみ上限5万円、狭山市・久喜市・鴻巣市は検査のみ。行田市はカバー範囲は広いが1回限りという設計です
🍼 出産・子育ての支援
妊婦のための支援給付:妊娠時に5万円と、出産後の2回目。令和7年4月1日以降の妊娠届出が対象で、伴走型相談支援と一体で実施されます★病児・病後児保育:1日2,000円(市町村民税非課税世帯・生活保護世帯は無料)。別に昼食代350円・おやつ代150円がかかります実施場所:行田中央総合病院の「スマイルキッズ」で定員4名。乳幼児から小学生まで★ひとり親家庭等児童養育手当(市独自):父母双方が亡くなっている場合は月6,000円、離婚・未婚出産の場合は月3,000円条件:義務教育就学中の児童。保護者に市民税の所得割の課税があると受給できません帯状疱疹予防接種費用助成:生ワクチン5,000円(1回)/不活化ワクチン1回につき5,000円(2回まで)。50歳以上で定期接種の対象者を除きます。償還払いで生涯1度限り出産育児一時金:50万円(産科医療補償制度に未加入の医療機関は48万8千円)★産後ケア:1回の出産につき通算7回まで。ただし自己負担額は「減免措置を適用しています」とあるのみで、具体的な金額は本文に記載がありませんでした★確認できなかったもの:バースデーサポート、育児支援ヘルパー、おたふくかぜの予防接種助成、私立幼稚園補助、保育料の市独自軽減は、いずれも確認できませんでした
🎓 奨学資金給与(★返さなくてよいお金です)
★重要:市ページに「奨学資金として給与します」と書かれています。貸付ではなく給付です金額:1人月額1万円対象:高等学校・高等専門学校に在学していること。市内に引き続き6か月以上お住まいであること。成績と所得の要件があります★選び方:奨学生の予定者数を超過した場合は、所得基準の低い世帯から決定されます。先着順でも抽選でもなく選考方式です申請期間:令和8年6月1日〜6月23日(今年度は終了しています)★比較:埼玉県内では奨学金が貸付型の市が主流です。さいたま市・川口市・朝霞市・秩父市・蕨市・狭山市・久喜市はいずれも貸付でした。給付型は深谷市(月9,900円)と行田市くらいです就学援助:所得基準の目安は2人世帯210万円/3人世帯280万円/4人世帯360万円/5人世帯410万円/6人世帯470万円以下。新入学児童生徒学用品費は入学前に支給されます
🦻 補聴器・ドック(★補聴器は購入前の申請が必須です)
★高齢者補聴器購入費助成:1回につき2万円対象:65歳以上で両耳40デシベル以上。障害者総合支援法の支給対象外であること。指定医師の意見書が必要で、市税の滞納がないこと★重要:市ページに「必ず購入前に申請」と書かれています。先に買うと出ません。交付決定から5年間は再交付できません★比較:蕨市・鴻巣市は4万円、深谷市は3万円で、行田市の2万円は秩父市と同じ水準です。朝霞市・狭山市・久喜市・志木市では確認できませんでした人間ドック:28,000円の助成(市内の指定機関では検査料40,700円に対し自己負担12,700円)脳ドック:20,000円★併診ドック:40,000円条件:行田市国保に4か月以上加入し35歳以上で、国保税を完納し特定健診を受けていないこと。または後期高齢者医療の被保険者★狭山市との違い:狭山市は人間ドック助成を「廃止」と明記していましたが、行田市は現行制度として続いています自転車ヘルメット購入費補助:2,000円の「行田商店共通商品券」(現金ではありません)。税込3,000円以上の安全基準適合の新品。1人1個1回限り
🚌 交通の支援(★制度が入れ替わっています)
★デマンドタクシーは終了しました:令和6年12月28日で運行終了。後継として乗合型AIオンデマンド交通「うきしろ号」が令和7年1月6日から運行しています★タクシー利用券交付事業も終了:平成29年4月に始まった制度ですが令和6年12月27日で終了しました(有効期限内の券は引き続き使えます)★免許自主返納者への支援:「うきしろ号」の運賃が600円→500円になります★注意:この割引は75歳未満の返納者のみです。75歳以上はもともと500円なので変わりません手続き:「申請による運転免許証の取り消し通知書」を交通対策課へ持参してください★比較:同じ埼玉では志木市・狭山市が最大10,000円、蕨市がバス回数券7,700円分、鴻巣市が年齢を問わずフラワー号の無料乗車証。行田市の100円引きは控えめな水準です
💍 結婚・移住・定住の支援
🎓 奨学金返還支援金(★移住と奨学金をつないだ制度)
★金額:年間返還額の2分の1で上限年12万円。初回申請の年度から最大3年間——累計で最大36万円★条件:令和6年2月1日以降に新たに行田市へ住民登録したこと。年度末の時点で30歳以下であること。3年を超えて住む意思があり、就業中であること★勤務先は問いません:勤務先は市内・市外を問いません。「行田市に住んでくれれば、どこで働いていてもよい」という設計です対象の奨学金:日本学生支援機構の第一種・第二種、埼玉県高等学校等奨学金★見つけにくい場所にあります:この制度は移住専用サイト(/iju/)側に置かれていて、市の本体サイトからは辿り着きにくい配置です★ポイント:奨学金を返しながら家を探している20代の方には、実質的に3年で36万円の家計支援になります。同じ埼玉では鴻巣市の結婚新生活支援が「貸与型奨学金の返済額を所得から控除」する配慮を入れていましたが、行田市は返済そのものを支援しています
💍 結婚新生活支援・移住支援金(★確認できませんでした)
★結婚新生活支援事業:市公式サイト上で確認できませんでした。結婚・離婚のページには婚姻届・離婚届・ひとり親サポートのみで、補助金・助成金のハブにも該当する分類がありません★移住支援金:国・県の共同事業(東京圏からのUIJターン)についても市サイト上で確認できませんでしたあるもの:埼玉県出会いサポートセンターの案内(県の窓口)です空き家等バンク:登録制度はありますが、補助金は別に掲載されていません★比較:同じ埼玉では秩父市が移住支援金の対象15市町村、鴻巣市・深谷市・秩父市・春日部市・上尾市が結婚新生活支援で最大60万円を出しています。行田市は奨学金返還支援でカバーするという別のアプローチです
⚠️ 制度が探しにくい構造になっています
★補助金・助成金のハブはあります:7つの分類に分かれたハブページが用意されています★しかし網羅的ではありません:耐震・給食費・子ども医療費・防犯カメラなど主要な制度がこのハブに載っていません★空のカテゴリがあります:「高齢者向け」「未就学児」「障害者向け」など4つの分類が存在するのに記事が0件で、ハブのトップからリンクもされていません。高齢者補聴器助成という制度があるのに「高齢者向け」カテゴリが空という状態です★部署別の「補助・助成」欄もほとんど空です:建設部・都市整備部(耐震改修、ブロック塀除却)と学校教育部(給食費・就学援助・奨学金)の補助・助成欄はすべて0件で、制度は別の階層にしかありません★同じ制度が複数のURLにあります:人間ドック・脳ドックは4か所に掲載されていて、更新日が食い違っています。更新日の新しいものを見てください★404にご注意:検索で出てくる旧組織名を含むURL(kyouikubu など。現行は gakkoukyouikubu)は404になります★探し方:ハブだけを見ると制度を見落とします。「くらし」「子育て・教育」など上位のカテゴリからも辿ってください
⚠️ 行田市への移住を考えている方へ
行田市には結婚新生活支援事業も移住支援金も確認できませんでした。そのかわり行田市には奨学金返還支援金があります。令和6年2月1日以降に新たに行田市へ住民登録した、年度末時点で30歳以下の方が対象で、年間返還額の2分の1・上限年12万円を最大3年間(累計36万円)支援します。勤務先は市内・市外を問いません。「行田市に住んでくれれば、どこで働いていてもよい」という設計なので、都心へ通いながら住む方でも使えます。ただしこの制度は移住専用サイト側に置かれていて、市の本体サイトからは見つけにくい場所にあります。奨学金を返済中で、3年以上住むつもりがあるなら、まずここを確認してください。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🔐 防犯対策を考えている方(★今年新設されました)
・★防犯対策用品購入費補助が令和8年7月15日に新設されました・★市が「令和8年4月に市内において住宅への侵入窃盗事件が連続して発生」と明記・★金額は購入費用の2分の1・上限1万円・★令和8年7月15日以降に購入したものが対象です・対象は防犯フィルム・センサーライト・インターホン・補助錠・防犯砂利・面格子など8品目・★自ら居住しかつ所有する住宅が条件。賃貸は対象外です・別に住宅用防犯カメラ設置補助(2分の1・上限3万円)もあります
🎓 奨学金を返済中で移住を考えている方
・★奨学金返還支援金が年12万円×最大3年=累計36万円・★令和6年2月1日以降に新たに住民登録した方・★年度末時点で30歳以下であること・★勤務先は市内・市外を問いません・3年を超えて住む意思があり、就業中であること・対象は日本学生支援機構の第一種・第二種、埼玉県高等学校等奨学金・★この制度は移住専用サイト側にあり見つけにくいのでご注意ください
👶 子育て世帯(★中学生は有償のままです)
・★小学校の給食費は令和8年4月から無償化・★中学校は月4,850円のまま(1食284円)・★財源は国の施策で、継続の見通しの記載はありません・★行田市は年度によって無償化の対象が入れ替わってきました・ (令和2年度は小中とも、令和4・5年度は中学校のみ、令和8年度は小学校のみ)・★子ども医療費は「所得制限はありません」と明記(18歳年度末まで)・病児・病後児保育は1日2,000円(非課税・生活保護世帯は無料)
🏠 家を直す・浄化槽を替える方
・★合併処理浄化槽は10人槽・市内業者で778,000円まで出ます・ (設置568,000円+市内業者加算20,000円+単独槽処分90,000円+配管100,000円)・★今年度は事前申込・公開抽選会がなく先着順です・リフォームは工事費(税抜)の5%・上限10万円(市内業者・税抜20万円以上の工事)・★危険ブロック塀の除却補助は予定件数に達して受付終了中です・耐震改修は工事費の23%・上限20万円、耐震シェルターは2分の1・上限10万円・★無料の簡易耐震診断は建築年を問いません
🌊 水害の備えが気になる方(★ここは見当たりません)
・★止水板・雨水貯留槽・浸透ますの助成は確認できませんでした・★感震ブレーカー・家具転倒防止・備蓄品の助成もありません・★広域避難の宿泊費補助も確認できませんでした・★行田市は利根川と荒川に挟まれた低地で忍川・星川も流れます・市のページにあるのは計画・報告書・協議会といった組織レベルの対応です・(国土強靭化地域計画、台風第19号災害対応検証報告書、忍川浸水対策連絡協議会など)・ブロック塀の点検用に鉄筋探査機を無料貸出しています
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
📉 ①「予定件数」で締め切られる制度があります
危険ブロック塀等除却補助は、市ページに「令和8年度補助金について予定件数に達したため受付を終了します。準備が整い次第、事前相談票の受付を再開、お知らせします」と書かれています。金額ではなく件数で締め切る方式ですが、その予定件数が何件なのかは公開されていません。一方で老朽空き家等解体補助は「事前相談の受付を再開しました」となっており、補助金交付の優先順位は本申請の受付順=先着順です。合併処理浄化槽は以前は抽選会方式でしたが今年度は先着順に変わっています。
🔍 ② 市のサイトで制度が探しにくい構造になっています
行田市には補助金・助成金のハブページがありますが、耐震・給食費・子ども医療費・防犯カメラといった主要な制度が載っていません。さらに「高齢者向け」「未就学児」「障害者向け」などの分類が存在するのに記事が0件で、ハブからリンクもされていません。高齢者補聴器助成があるのに「高齢者向け」カテゴリが空という状態です。人間ドック・脳ドックにいたっては4つのURLに重複掲載され、更新日が食い違っています。制度を探すときはハブだけでなく上位カテゴリからも辿り、更新日の新しいページを見てください。
⏰ ③「購入前・契約前」の申請が必要なものがあります
高齢者補聴器購入費助成は「必ず購入前に申請」と市が明記しています。先に買ってしまうと出ません。交付決定から5年間は再交付もできません。防犯対策用品は令和8年7月15日以降に購入したものだけが対象で、それより前に買ったものは対象外です。住宅用防犯カメラも購入・設置の前に申請が必要です。またデマンドタクシーとタクシー利用券は令和6年12月に終了し、「うきしろ号」に切り替わっています。古い情報にご注意ください。
まとめ|行田市の補助金は「使えるものを知る」ことから
行田市の支援制度をひとことで言うと、「起きた出来事に反応して制度をつくる市」です。
それがはっきり出ているのが防犯対策用品購入費補助です。市ページに「令和8年4月に市内において住宅への侵入窃盗事件が連続して発生しました」と理由が書かれていて、それを受けて令和8年7月15日に新設されました。購入費用の2分の1・上限1万円で、防犯フィルムやセンサーライトなど8品目が対象です。ただし7月15日以降に購入したものだけが対象で、自ら居住しかつ所有する住宅が条件なので賃貸の方は使えません。
もうひとつの目玉が奨学金返還支援金です。令和6年2月1日以降に新たに転入した30歳以下の方に、年間返還額の2分の1・上限年12万円を最大3年間(累計36万円)支援します。勤務先を市内に限定していないのがポイントで、都心へ通いながら行田市に住む方でも使えます。行田市には結婚新生活支援も移住支援金も見当たりませんが、奨学金という別の切り口で若い世代を呼び込もうとしているのが読み取れます。さらに奨学資金が「給与」=給付型(月1万円・高校/高専)で、埼玉県内では貸付型が主流のなか深谷市と並ぶ数少ない例です。
給食費は小学校のみ完全無償で、中学校は月4,850円のままです。注目すべきは年度によって対象が入れ替わってきた歴史で、令和2年度は小中とも、令和4・5年度は中学校のみ、そして令和8年度は小学校のみ無償化しています。財源も「国の施策である『学校給食費の抜本的な負担軽減』により」と明記されていて市独自ではありません。今年度の形が来年度も続くとは限らないと考えておくのが安全です。不妊への助成は検査2本+治療2本の4本立てで、保険適用の治療にも適用外の治療にもそれぞれ上限10万円。カバー範囲は広いもののいずれもご夫婦1組1回限りです。
正直に書いておくべき点もあります。止水板・雨水貯留槽・浸透ます・がけ・擁壁・感震ブレーカー・家具転倒防止・備蓄品——いずれも個人向けの助成が確認できませんでした。行田市は利根川と荒川に挟まれた低地で忍川・星川も流れる土地ですが、市のページに載っているのは国土強靭化地域計画や忍川浸水対策連絡協議会といった計画・組織レベルの対応が中心です。太陽光・蓄電池・断熱改修への補助も確認できませんでした。そして足袋蔵や歴史的建造物の保存・修景に個人が使える助成も見当たりませんでした。
このページの内容は2026年9月時点のものです。金額や受付状況は年度の途中でも変わります。とくに行田市は市のサイト内で同じ制度が複数のURLに重複掲載されていたり、補助金のハブに主要な制度が載っていなかったりするので、申請の前には必ず更新日の新しいページか担当窓口で最新の情報を確認してください。