
蕨市の支援制度、ざっくり言うと
民間賃貸住宅の家賃助成が3本あります(ひとり親世帯・高齢者世帯・重度障害者世帯)。月6,000円か10,000円で、いずれも世帯全員が住民税非課税であることが条件です。
耐震診断は賃貸にお住まいの方でも申請できます。市が対象に「賃貸住宅に居住し、耐震診断の実施について当該賃貸住宅の承諾を受けている者」と明記しています。
共同住宅の耐震診断は上限100万円、集合住宅用の宅配ボックスは上限10万円。マンションの管理組合が使える制度がそろっています。
給食費は小学校が無償化、中学校は「2人目以降だけ」という組み合わせです。しかも中学校分はいったん払って翌年度に還付される形です。
一方で感震ブレーカーの助成は確認できませんでした。密集市街地なのに啓発のページだけです。結婚新生活支援・移住支援金・空き家バンクも見当たりません。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の蕨市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、蕨市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、蕨市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🏠 民間賃貸住宅家賃助成(★蕨市の最大の目玉・3本立て)
★背景:蕨市は日本でいちばん面積が小さい市で、人口密度は日本一です。賃貸にお住まいの方の割合が高い街で、家賃助成が3つの属性別に用意されています①ひとり親世帯:家賃1万〜3万円未満なら月6,000円、3万〜7万円なら月10,000円。世帯3人以上なら家賃7万1円〜8万円でも月10,000円②高齢者世帯:家賃1万〜3万円未満なら月6,000円、3万〜6万円なら月10,000円。70歳以上のひとり暮らし、または配偶者の一方が70歳以上のご夫婦世帯③重度障害者世帯:身体障害者手帳1・2級または療育手帳マルA・Aの方がいる世帯。金額は市ページ本文に記載がなく「詳細は担当部署へ」とありました★共通の条件:世帯全員が市民税非課税であること。市内に1年以上住んでいること。生活保護を受けていないこと支給:年4回(4月・7月・10月・1月に前月分まで)入居保証料の助成:この3つの属性それぞれに入居保証料の助成もあります★注意:属性を問わない一般世帯・若者・子育て世帯向けの家賃補助は確認できませんでした。3制度とも「ひとり親」「70歳以上」「重度障害者」かつ非課税が入り口です
🏚️ 耐震診断(★賃貸でも申請できます)
★市ページ原文(対象者):「賃貸住宅に居住し、耐震診断の実施について当該賃貸住宅の承諾を受けている者」★区分所有者も対象:市ページには「建物の区分所有等に関する法律 第1条の規定に該当する建築物の場合は、区分所有法の第2条第2項に規定する区分所有者又は区分所有者の代表の者」とも書かれています★対象の建物:市ページ原文で「すべての住宅」=「分譲マンションを含む共同住宅、長屋、寄宿舎、一戸建ての住宅等」と明記されています一戸建て:費用の3分の2で1棟あたり上限5万円木造共同住宅等:費用(1平方メートルあたり1,000円)の3分の2で、戸数×2万円(上限10万円)★共同住宅等(非木造・分譲マンションを含む):床面積の区分ごとの単価合計額の3分の2で、戸数×5万円(上限100万円)条件:昭和56年5月31日以前に着工し、現に居住していること。市税・国保税を完納していること無料簡易耐震診断:別に無料の簡易診断もあります★ポイント:同じ埼玉では朝霞市が止水板の補助を「所有者または使用者」として賃借人にも開いていました。蕨市は耐震診断で同じ発想を採っています。ただし耐震改修のほうは対象者が所有者のみなのでご注意ください
🔨 耐震改修(★対象は所有者のみ)
一般:費用の5分の4で上限30万円★簡易(耐震シェルター・防災ベッド):費用の2分の1で上限10万円。令和7年4月に新設された枠です条件:昭和56年5月31日以前に着工した木造2階建て以下で、上部構造評点が1.0未満であること★注意:診断は賃借人でも申請できますが、改修は所有者のみです。賃貸にお住まいの方は「診断で弱点がわかっても、直すのは大家さん」という形になります
📦 地球温暖化対策設備等設置費補助金(★宅配ボックスとマンション枠が特徴)
★予算の状況:市ページに「当初予算 10,000,000円/申請済額 6,000,000円/予算残額 4,000,000円」(令和8年8月1日時点)と数値で掲載されています。消化率60%で、残りはおよそ4割です★宅配ボックス(戸建て):2分の1で上限30,000円★宅配ボックス(集合住宅用):2分の1で上限100,000円太陽光発電:戸建て150,000円/集合住宅・事業所は30,000円×キロワットで上限300,000円蓄電池:戸建て100,000円/集合住宅・事業所は30,000円×キロワットアワーで上限150,000円そのほか:エネファーム50,000円、HEMS10,000円、電気自動車150,000円、V2H150,000円、雨水貯留施設は2分の1で上限50,000円、生ごみ処理機は2分の1で上限30,000円★対象者:「管理組合の理事長」「既築の分譲集合住宅の区分所有者」も対象と明記されています。マンションぐるみで使える設計です★注意:賃貸物件への設置は所有者(事業者)の枠で、賃借人ご本人は対象外です手続き:生ごみ処理容器・処理機を除いて事前申請です。交付決定日以降に着工してください。申請から交付決定までおおむね1か月半かかることがあります。先着順です
👪 三世代ふれあい家族住宅取得補助金(★分譲マンションも対象)
同居・近居のための購入:取得費の100分の1で上限10万円同居のための建替え(昭和56年6月1日以降の建物):100分の3で上限30万円同居のための建替え(昭和56年5月31日以前の建物):100分の3に20万円を加えて上限50万円★ポイント:分譲マンションの住戸の購入も対象です。戸建て前提の制度が多いなか、蕨市らしい設計になっています条件:親世帯が5年以上市内に住んでいること。世帯全員が市税・国保税を完納していること。延床50平方メートル以上補足:建替えの場合はフラット35の金利引下げと併用できます
🎥 家庭用防犯カメラ設置費補助金(★共同住宅は上限10万円)
個人:2分の1で上限2万円★共同住宅:2分の1で上限10万円。4戸以上の共同住宅の所有者等が対象条件:市税・国保税を完納していること。購入・設置の前に申請してください★賃貸の場合:5年程度は継続して設置することが条件で、所有者以外が申請する場合は同意書が必要です★ポイント:個人向けの防犯カメラ補助は埼玉県内では珍しく、他の市では自治会・商店街向けしか見つからないことが多い制度です
🏢 マンション管理アドバイザー派遣制度(★無料)
費用:無料です(会場費・資料費は管理組合の負担)回数:1回2時間程度で、1つのマンションにつき2回まで対象:市内の分譲マンションの管理組合等★条件:事前に市のマンション管理相談を受けることが必要です★ポイント:分譲マンションの比率が高い蕨市ならではの制度です。管理組合の運営や修繕計画で行き詰まったときの相談先になります
🌊 防災(★感震ブレーカーの助成は確認できませんでした)
★感震ブレーカー:補助制度は市公式サイト上で確認できませんでした。減災のページで啓発のみで、通電火災を防ぐ呼びかけとPDFの掲載にとどまります★これは弱点です:蕨市は人口密度が日本一で、木造の建物が密集した地区を抱えます。地震のあとの通電火災は密集市街地でこそ怖い被害です。それでも設置費の助成は見つかりませんでした★止水板:確認できませんでした★家具転倒防止器具:助成は確認できませんでした。減災のページで「家具の固定」を呼びかけているだけです★携帯トイレ等の備蓄品:助成は確認できませんでした。「トイレ処理セット(1週間分)」などの備蓄をすすめるページのみですあるもの:雨水貯留施設(地球温暖化対策設備の補助で2分の1・上限5万円)。ただし対象は戸建ての所有者等と管理組合で、賃借人は対象外ですブロック塀:撤去そのものへの補助ではなく、ブロック塀を壊して生垣にする形の「生垣設置奨励補助金」があります。ただし金額は一覧の本文に記載がありませんでした★注意:市の「お住まいに関するもの(防災関係)」の一覧は更新日が令和4年6月10日と古く、内容が最新でない可能性があります
👶 出産・子育ての支援
🍚 学校給食費(★小学校と中学校でしくみがまったく違います)
★市ページ原文:「経済的負担の軽減を図るため、国と連携した小学校の学校給食費無償化に加え、中学校においては、市独自の取組として、2人目以降の学校給食費を申請に基づき還付することで、実質無償化しています。」★小学校:国と連携して無償化★中学校:市独自で、2人目以降のみ。しかも還付方式です★中学校の対象:同じ世帯の中学生(1〜3年)のうち年齢が上から2番目以降のお子さん。つまり中学生が1人だけのご家庭は対象になりません★お金の流れ:申請期間は令和8年7月1日〜11月30日、振込は令和9年4月の予定です。いったん自分で払って、翌年度に戻ってくる形になります中学校の条件:世帯全員に給食費・市税・国保税の未納がないこと。生活保護や就学援助等で給食費相当の給付を受けていないこと★確認できなかったこと:小学校の無償化について、交付金の名称・対象年度・継続の見通しの記載は市公式サイト上で確認できませんでした。専用のページも見当たらず、上の1文以外に説明がありません★埼玉県内の比較:給食費の扱いは市によってばらばらです。秩父市・深谷市は小中とも無償、朝霞市は小学校の負担が月800円・中学校は月3,400円、上尾市は中学校が半額助成。蕨市の「中学校は2人目以降だけ・還付」は、これらのどれとも違う形です
🏥 こども医療費(★18歳年度末まで・所得制限の記載なし)
対象:市ページ原文「蕨市内に住所があり健康保険に加入している0歳から18歳年度末までのこども」★所得制限:こども医療費のページには所得制限の記載が一切ありません★ひとり親家庭等医療費との違い:ひとり親のページは見出しからして「どんな人が対象になるの?(所得制限があります)」で、「受給に際しては児童扶養手当と同じ所得制限があります」と明記されています補足:ただしひとり親のページには限度額の表そのものは載っておらず、「児童扶養手当と同じ」という参照の形でした★自己負担の型:蕨市は「高額療養費・附加給付金の対象分を除く」型です。市ページ原文「健康保険から高額療養費や附加給付金が支給される場合は、その額を控除した残額が支給の対象となります」★誤解しやすい点:蕨市で「21,000円以上」が出てくるのは自己負担のラインではなく、書類の受付場所の振り分けです(市ページ原文「21,000円以上かかった場合や補装具にかかる費用等の領収書の提出は、子ども未来課のみの受付となります」)そのほか:入院時の食事療養標準負担額も支給の対象です。埼玉県内は現物給付(窓口払い不要)、県外は償還払い。高校生の通院は令和6年4月1日診療分から対象になりました★深谷市との違い:深谷市のひとり親家庭等医療費には「入院1日1,200円/通院1月1,000円」という自己負担がありましたが、蕨市のひとり親家庭等医療費にはこの形の自己負担はありません
🏫 保育料の市独自軽減(★「近隣で蕨だけ」と市が書いています)
★市ページ原文:「近隣自治体では蕨だけの取り組み「2人目以降の保育料独自軽減」を行っており、0〜2歳児の保育料を軽減しています。」1人目も2人目も0〜2歳の場合:2人目のお子さんの保育料は無料1人目が3〜5歳の場合:0〜2歳の2人目のお子さんは15,000円を上限に半額★深谷市との違い:深谷市は0〜2歳の課税世帯まで含めて全員無償にしています。蕨市は第2子以降に限った軽減で、第1子の0〜2歳の保育料は通常どおりかかります。同じ「0〜2歳の軽減」でも中身が違うのでご注意ください私立幼稚園の副食費:実費徴収の補足給付として月額4,900円を上限に補助があります認可外保育施設等:施設等利用給付の認定を受ければ利用料が無償になります(上限あり)
👶 不妊への助成(★検査と治療で別制度・治療は先進医療が対象)
★不妊治療費(先進医療)助成:先進医療費の10分の7+文書料で上限15万円★回数:40歳未満は6回、40歳以上43歳未満は3回★重要な条件:保険適用の体外受精・顕微授精と併用した、厚生労働省告示の先進医療が対象です。先進医療だけを単独で受けた場合は対象外です★受付終了の注意:市ページ原文「令和8年1月〜3月に治療を終了したものについては、令和8年6月30日で申請の受け付けを終了いたしました。申請期限を過ぎてからは、受け付けできません」不妊検査費・不育症検査費:女性が35歳未満なら上限3万円、それ以外は上限2万円。1組につき1回限り★検査の条件:男女がともに検査を受けていることが必要で、夫のみ・妻のみでは対象外です(ただし不育症検査は女性のみでも可)★深谷市との比較:深谷市は令和8年度に妻43歳未満・通算5回・最大50万円まで広げました。蕨市は先進医療に絞ったうえで上限15万円という組み立てで、対象の考え方そのものが違います
🤰 妊娠・出産への支援
妊婦のための支援給付:妊娠届出後に5万円、乳児家庭全戸訪問のあとにお子さんの人数×5万円。流産・死産・人工妊娠中絶も含まれます★低所得妊婦の初回産科受診料支援:上限10,000円。低所得世帯の妊婦の方が、妊娠判定のために初めて受診する費用です多胎妊娠健康診査助成金:1回5,000円を上限に5回まで。妊婦一般健診の回数を超えた分が対象ですわらべびおめでとうギフト:お子さん1人につき5,000円相当のギフト。令和7年4月1日以降に生まれたお子さんが対象産後ケアの利用者負担:短期入所型が1日5,000円、通所型が1日2,000円、居宅訪問型が1回500円。非課税世帯・生活保護世帯は無料産後ケアの回数:出産後1年以内で、1回の出産につき上限7日。市内外の14施設が使えます★確認できなかったもの:バースデーサポート事業、育児支援ヘルパー、病児保育は、いずれも市公式サイト上で確認できませんでした
💉 予防接種(★帯状疱疹は50歳から任意接種の助成あり)
帯状疱疹(任意接種の助成):生ワクチンが4,000円、組換えワクチンが1回10,000円×2回=計20,000円対象:50歳以上で、過去にこの助成や定期接種を受けていない方。その年度の定期接種の対象外である方。生涯に1度です帯状疱疹(定期接種の自己負担):生ワクチン4,000円/組換えワクチン1回12,000円(2回で24,000円)。非課税世帯・生活保護世帯は事前申請で免除されます造血細胞移植後の再接種:20歳未満で、医師が再接種を必要と認める方に費用の一部を助成★おたふくかぜ:任意接種の助成は、市の予防接種一覧のページ上で確認できませんでした。同じ埼玉では深谷市が1回4,000円・2回まで助成しています
🎓 奨学金・教育費(★奨学金は貸与=貸付です)
★重要:市ページ原文「経済的な理由により、高等学校及び大学などへの就学が困難な人に対し、奨学金を貸与して、有能な人材を育成することを目的としています」——返す必要があるお金です月額:高校12,000円/専修(高等課程)12,000円/高専15,000円/大学・短大・専修(専門課程)24,000円条件:無利子で、据置2年・返還8年以内。連帯保証人が必要です。世帯全員の市県民税課税標準額の合計が380万円未満であること入園・入学資金貸付制度:こちらも貸付です。連帯保証人が1人以上必要。貸付限度額と利子は本文で確認できませんでした★給付されるもの:大学等の受験料と模擬試験の受験料の支給があります。就学援助を受けている非課税世帯・生活保護世帯の中学生・高校生等が対象で、こちらは返済不要です就学援助:学用品費や校外活動費等の一部。申請先は在籍している学校です★比較:深谷市は奨学金が給付型でしたが、蕨市はさいたま市・川口市・朝霞市・秩父市と同じ貸付型です
🦻 高齢の方への支援(★補聴器の上限4万円は埼玉でも高い水準)
★高齢者の補聴器購入費助成:市ページ原文「補聴器購入費の一部(上限4万円)を助成。片耳1台分で1回限り」対象:65歳以上で、身体障害者手帳の聴覚障害に該当しない両耳40デシベル以上の方。令和6年4月に始まりました★手順の注意:市の決定前に購入したものは対象外です。申請書に耳鼻科の医師の診断書を添えて健康長寿課へ提出し、市の決定後に補聴器を購入してレシート等を添えて請求します。診察代・診断書料は助成の対象になりません★比較:同じ埼玉では深谷市が上限3万円、秩父市が上限2万円で、朝霞市では確認できませんでした。蕨市の4万円は高い部類です人間ドック:20,000円(1年度に1回)脳ドック:25,000円(3年度に1回)PET検診:20,000円(3年度に1回)。脳ドックとの同年度の併用はできませんドックの対象:国保は40〜74歳で保険税の滞納がなく疾病加療中でない方。後期高齢者医療は蕨市在住の被保険者。国保と後期高齢者で通算されます
🚕 免許返納・そのほかの助成
★運転免許証自主返納者への助成:市ページ原文「バス回数券(7,700円分)又はタクシー利用券(初乗り14回分)」対象:令和2年4月1日以降に自主返納した市内在住の65歳以上の方。返納した日から1年以内に申請してください★注意:市の一覧ページには「7,000円分」と書かれていますが、詳細ページ(令和5年10月更新)では7,700円分となっています。新しい詳細ページの数字を採用しています骨髄移植ドナー助成:通院・入院日数×2万円で、1回の提供につき14万円が限度障害のある方への助成:自動車運転免許の取得費が12万円限度、自動車改造費が10万円限度、福祉自動車の燃料費が年間12,000円上限コミュニティバス「ぷらっとわらび」:4ルート4台で運行しています(運賃と高齢者割引の記載は確認できませんでした)★確認できなかったもの:エアコン購入助成、高齢者スマートフォン購入補助は市公式サイト上で確認できませんでした
💍 結婚・移住・定住の支援
💍 結婚新生活支援事業(★確認できませんでした)
★重要:結婚にともなう新生活の費用を補助する制度は、蕨市の公式サイト上で確認できませんでした。市が整備している補助金等一覧13分類のどこにも該当する項目がありません★比較:同じ埼玉では春日部市・上尾市・秩父市・深谷市が最大60万円、川口市が最大10万円の結婚新生活支援を持っています
🚚 移住支援金・空き家バンク(★どちらも確認できませんでした)
★移住支援金:市公式サイト上で確認できませんでした★空き家バンク:こちらも確認できませんでした。空き家に関する市の取り組みは、条例にもとづく指導と解体補助、および県や民間サービスへの案内にとどまります老朽空き家等解体補助金:制度としてはありますが、金額は市ページ本文に記載がありませんでした(世帯年収等の要件があり、担当課への照会が必要です)★かわりにあるもの:三世代ふれあい家族住宅取得補助金が同居・近居の支援として用意されています(上限10万〜50万円)
📋 蕨市は「補助金等一覧」を13分類で公開しています
★これは便利です:蕨市は制度の一覧を13の分類に分けたページ群として整備しています。保健・医療/国保/後期高齢/子育て/教育・文化/障害/高齢者/お住まい/お住まい(防災関係)/まちづくり/商工・産業/市民活動/その他★使い方:自分の属性に近い分類から入ると、見落としが減ります。このページも一覧を出発点に作成しました★注意:ただし「お住まいに関するもの(防災関係)」の更新日は令和4年6月10日と古く、掲載されているのは耐震診断と耐震改修の2件だけです。一覧に載っていない=制度がない、とは限りません★もうひとつの注意:一覧の本文には金額が書かれていない制度がかなりあります。住宅リフォーム助成、老朽空き家解体補助、生垣設置奨励、鉛製給水管取替、重度障害者世帯の家賃助成、通話録音機能付き電話機、自転車ヘルメット、在宅要介護高齢者手当、アピアランスケア用品、AYA世代がん患者支援、難聴児補聴器などです
⚠️ 蕨市で家を借りる・買う方へ
蕨市には移住支援金・結婚新生活支援事業・空き家バンクのいずれも確認できませんでした。入居時の一時金を当てにした計画は立てられないとお考えください。そのかわり蕨市は賃貸にお住まいの方に向けた制度が県内でも厚い市です。民間賃貸住宅の家賃助成が3本(ひとり親世帯・高齢者世帯・重度障害者世帯)あり、耐震診断は賃借人でも申請できます。ただし家賃助成はいずれも世帯全員が住民税非課税であることが条件で、属性を問わない一般向けの家賃補助はありません。また分譲マンションにお住まいなら、共同住宅の耐震診断(上限100万円)、集合住宅用の宅配ボックス(上限10万円)、マンション管理アドバイザーの無料派遣が管理組合として使えます。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🏠 賃貸にお住まいの方(★蕨市はここが厚い)
・★民間賃貸住宅の家賃助成が3本——ひとり親世帯・高齢者世帯・重度障害者世帯・★金額は月6,000円または10,000円(年4回まとめて支給)・★ただしいずれも世帯全員が住民税非課税であることが条件です・★属性を問わない一般向けの家賃補助はありません・★耐震診断は賃借人でも申請できます(大家さんの承諾が必要)・ただし耐震改修のほうは所有者のみが対象です・防犯カメラの補助は賃貸でも可(5年程度の継続設置と所有者の同意書が必要)
🏢 分譲マンションにお住まいの方・管理組合の方
・★共同住宅等の耐震診断が上限100万円(戸数×5万円)・★集合住宅用の宅配ボックスが上限10万円(2分の1補助)・★マンション管理アドバイザーの派遣が無料(1マンション2回まで)・太陽光は集合住宅で30,000円×キロワット・上限300,000円・蓄電池は集合住宅で30,000円×キロワットアワー・上限150,000円・★補助の対象者に「管理組合の理事長」「区分所有者」が明記されています・★省エネ設備の予算残額は4,000,000円(消化率60%・令和8年8月1日時点)
👶 子育て世帯(★中学生が1人だけだと給食費の補助は出ません)
・★小学校の給食費は国と連携して無償化・★中学校は市独自で「2人目以降だけ」——中学生が1人のご家庭は対象外・★しかもいったん払って翌年度(令和9年4月予定)に還付される形です・★申請期間は令和8年7月1日〜11月30日・こども医療費は18歳年度末まで、所得制限の記載なし・★保育料は2人目以降の0〜2歳を軽減(第1子は通常どおりかかります)・わらべびおめでとうギフト5,000円相当、多胎妊娠健診は1回5,000円×5回
🧓 高齢の方(★補聴器4万円は埼玉でも高い水準)
・★補聴器購入費の助成が上限4万円(65歳以上・両耳40デシベル以上)・★市の決定前に購入すると対象外です。順番にご注意ください・★70歳以上の非課税世帯には家賃助成(月6,000円または10,000円)・★免許返納でバス回数券7,700円分またはタクシー初乗り14回分・返納した日から1年以内に申請してください・人間ドック20,000円/脳ドック25,000円/PET検診20,000円・★エアコン購入助成・スマホ購入補助は確認できませんでした
🔥 防災の備えが気になる方(★ここは弱いです)
・★感震ブレーカーの助成は確認できませんでした(啓発のみ)・★人口密度が日本一の密集市街地で、通電火災のリスクは高いはずの街です・★止水板・家具転倒防止器具・携帯トイレの助成も確認できませんでした・使えるのは雨水貯留施設(2分の1・上限5万円、賃借人は対象外)・★耐震診断は賃借人でも申請可(一戸建て5万円/共同住宅100万円)・耐震改修は所有者のみで上限30万円、耐震シェルターは上限10万円・★市の「防災関係」の一覧は更新日が令和4年6月と古い点にご注意ください
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
🔁 ①「先に払って、あとで戻る」制度があります
中学校の給食費は還付方式です。申請期間が令和8年7月1日〜11月30日で、振込は令和9年4月の予定——つまり年度をまたいで戻ってきます。「無償化」という言葉から窓口負担ゼロを想像すると食い違うのでご注意ください。しかも対象は中学生のうち上から2番目以降なので、中学生が1人だけのご家庭には出ません。
📄 ②「一覧に載っているのに金額が書いていない」制度が多いです
蕨市は補助金等一覧を13分類で公開していて、この網羅性は他の市にはなかなかありません。ただし一覧の本文に金額が書かれていない制度がかなりあります。住宅リフォーム助成、老朽空き家解体補助、生垣設置奨励、鉛製給水管取替、重度障害者世帯の家賃助成、通話録音機能付き電話機、自転車ヘルメット、在宅要介護高齢者手当、アピアランスケア用品、AYA世代がん患者支援、難聴児補聴器などです。このページでも金額を書けなかったものがあるので、担当課でご確認ください。
⏰ ③ 順番を間違えると出ません
蕨市は事前申請と市の決定を待つことを求める制度が目立ちます。補聴器は「市の決定後に購入」——先に買うと対象外です。防犯カメラも購入・設置の前に申請。省エネ設備は交付決定日以降に着工で、市は「申請後、交付決定までにおおむね1か月半程度要することがあります」と書いています。耐震診断は着工2週間前まで、住宅リフォーム助成も着工2週間前までの申請です。
まとめ|蕨市の補助金は「使えるものを知る」ことから
蕨市の支援制度をひとことで言うと、「借りて住む人と、集合住宅に住む人に向いた市」です。
日本でいちばん面積が小さく、人口密度が日本一という土地柄がそのまま制度に出ています。民間賃貸住宅の家賃助成が3本(ひとり親世帯・高齢者世帯・重度障害者世帯)あり、入居保証料の助成まで属性ごとに用意されています。さらに耐震診断の対象者に賃借人と区分所有者が明記されていて、市は対象の建物を「すべての住宅」=分譲マンションを含む共同住宅、長屋、寄宿舎、一戸建てと書いています。戸建ての持ち家を前提にした制度が多いなかで、これはかなり違う立ち位置です。
マンション向けも厚く、共同住宅の耐震診断が上限100万円、集合住宅用の宅配ボックスが上限10万円、マンション管理アドバイザーの派遣が無料。補助の対象者として「管理組合の理事長」「区分所有者」がはっきり書かれているので、管理組合として動けます。高齢者の補聴器購入費助成も上限4万円で、深谷市の3万円・秩父市の2万円と比べても高い水準です。
子育てでは注意が要ります。給食費は小学校が国と連携して無償化、中学校は市独自で「2人目以降だけ」。しかもいったん払って翌年度に還付される形なので、中学生が1人だけのご家庭には出ません。保育料の軽減も2人目以降の0〜2歳が対象で、深谷市の「0〜2歳は課税世帯まで全員無償」とは中身が違います。同じ「独自軽減」という言葉でも、どこまで届くかは市ごとに大きく差があります。
弱点もはっきりしています。感震ブレーカーの助成が確認できませんでした。人口密度が日本一で木造の建物が密集する街は、地震のあとの通電火災がいちばん怖い場所のはずですが、市のページは啓発にとどまります。止水板・家具転倒防止器具・携帯トイレの助成も見当たらず、結婚新生活支援・移住支援金・空き家バンクもありません。市の「防災関係」の制度一覧は更新日が令和4年6月のままです。
このページの内容は2026年9月時点のものです。金額や受付状況は年度の途中でも変わります。とくに蕨市は事前申請と市の決定待ちが必要な制度が多く、補聴器は市の決定後に購入しないと対象外になります。動く前に必ず蕨市の公式ページか担当窓口で手順を確認してください。